【書評】もはや自己啓発系において必読の書「夢をかなえるゾウ 水野敬也著」

こんにちは。管理人のはちく(@hachiku_89)です。

今回は、「夢をかなえるゾウ  水野敬也著」の書評を自分のメモを元に書き残しておきたいと思います。

まずは、水野敬也氏ですが、個人的にはドラマ等での「LOVE理論」や「スパルタ婚活塾」の活躍を見てたので、放送作家、脚本家という印象が強かったのですが、それらよりも前に発表されたのが本書です。

ちなみに、スパルタ婚活塾は、「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」(主演:中谷美紀)の原作になっています。

 

 

本について

「夢をかなえるゾウ 」は、ガネーシャという象の形をした神様が普通のサラリーマンの家に突然居候し始めて、「成功するために必要なもの」などを説いていく本になっています。

こういうストーリー形式の自己啓発書は、新しい知識を得るのにまどろっこしいところがあったので、本書も食わず嫌いをしていたのですが、いざ読み始めると、「ドラえもん」と「ハクション大魔王」を混ぜたガネーシャの強烈なキャラクターのせいで、コメディチックなストーリーに仕上がっており、先を進めたくなる面白さがありました。

今回もメモを残したところを中心に書き記していきますね。

 

 


 

会社が終わったあとの自由な時間ちゅうのはな、自分がこれから成功していくために『自由に使える一番大切な時間』なんや。

本当に、一番大事な部分だと思います。
会社以外の時間をいかに大切に扱い、自分の夢を叶えるために使い続けることが大切です。

どうしても、サラリーマン生活に漬かっていると、会社が終わった後の時間は「自由時間」や「休息時間」と思いこんでます。

この「時間」の捉え方を変えることが、行動を変える一歩につながると思います。

 

「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。具体的な、何かをな」

自分がこうするて決めたことを実行し続けるためには、そうせざるを得ないような環境を作らなあかんいうことや。ただ決めるだけか、具体的な行動に移すか。それによって生まれる結果はまったく違ってくるんやで」

「具体的な何か」が、「そうせざるを得ないような環境を作る」ことにつながっています。

その環境が作れたら、行動が変わっていくはずです。
行動が変わらないのなら、まだ環境づくりができていないということになりますね。

なぜ環境づくりが大事かというと、取り組む時の「はじめの一歩」が楽になるんですね。

勉強にしろ、運動にしろ、最初のとりかかりは絶対に気が重くてやりたくないと思います。
これを変えるためにも、自分への「ご褒美づくり」になる「環境を作る」ということでしょう。

 

自由な時間こそが自分が変わるための大事な時間だと考えるようになった。

これは、本書後半でサラリーマンの主人公が思ったことです。
最初に聴いた、ガネーシャの教えを体得したようです。

自由な時間をマネジメントして、自分が変われることに投資していくことが大切だということですね。

 

自分ら、一番大事な『仕事』に関しては、全然経験してへんやないか。生まれてから死ぬまで、ずっと同じ味のラーメンしか食べてへんやん。

仕事については、ガネーシャの深い発言です。

「自分がワクワクできて自分の持ってる力を一番発揮できる仕事を探すこと、見つかったらひたすら頑張ること」を伝えるために、この発言です。

なんで、いろんな味があるラーメンで、この味が大好きだと決められるか。
それは、いろんなラーメンを食べ比べたからです。

仕事についても同じで、いろんな仕事をすることで自分が力を発揮できる仕事が見つかるはずとガネーシャは言ってます。

自分にあった仕事をしないことは、一生を棒に振るとまで言っています。
ここまで言われたら、自分の仕事について見なおさないといけないでしょう。

 

まとめ

書評書くために、もう一度読み返してみましたが、ストーリー仕立てのでまどろっこしさはあるものの、楽しく読み終える一冊です。

あまり気負わずに軽い気持ちで読み始め、するするっと読み終えてしまえますね。
2時間もかからず、一気に読める気軽なところが良いです。

また、本書の文末には引用書籍がずらっと記載されているので、ここからまた新しい本を探していくのもいい使い方ですね。

将来の成功や仕事について悩んでて、どうも動き出せない。何をしたら良いかわからないということでしたら、この本から何かが見つかるかもしれませんよ。