【読者様が会いに来る】わざわざ福岡まで来てくれた任天堂転職希望者の話を訊いてみた!

こんにちわ。元任天堂社員 管理人のはちく(@hachiku_89)です。

久々の「読者様と会ってみる」企画です。

今回は、

任天堂へ転職希望者がわざわざ福岡の「はちく」に会いにやってきた

ということで、記事に残します!

メールでのご相談をよく頂きます

任天堂に関するご相談などは記事に上げていなくてもメールでやり取りをさせていただいております。

ところが、今回はちょっと自分的に緊張感が走る内容でした。

詳しい情報を頂いたところ、ご依頼者様は東京在住で福岡には来たことが無いとのこと!
今回、はちくに会いに「わざわざ」福岡まで来て頂けるとのこと。

これは申し分けなさすぎる〜〜〜〜〜! 

いやー、他県から来てくれるなんて全国ドームツアーの追っかけアイドルファンぐらいだと思っていたのですが、私ごときのために高い交通費をかけて来てもらえるなんて!

ある意味プレッシャーですよ、これ。

 

以前は「会いに行く企画は福岡で行うのが基本姿勢」とかえっらそうに書いてましたが、いざ実際に人が動くとなるとなんてふてぶてしい姿勢なんやと気づきます。
やっぱり感謝の意を込めて、お伺いするぐらいの姿勢じゃ無いとダメでしょ。
今になって反省。

 

来福(=福岡に来ること。縁起が良い表現です)の日、私が夜しか時間が空いて無く、中心街「天神」にて待ち合わせ。
合流後、場所を中洲にある九州料理店に移して、夕食がてらゆっくりお話しを伺う事にしました。

 


 

今回の主人公は

東京でITエンジニアをしている20代半ばのMさん。(男性)
天神で初めて見つけたときは、大学生だと思ってしまったほどの童顔。
事前のメールでは現在の職業までは尋ねて無かったので、「こりゃ大学生かも?」とドキドキしてしまいました。

 

初顔合わせで会話のアイスブレイクとして、コッチに来てからの出来事を伺ってみます。

待ち合わせ前に、太宰府天満宮と私がオススメしていた「福太郎」に行っていただいたそうです。
福太郎は、記事を読んだので行きたくなったとのこと。ありがてーーー。
しかし観光客で混雑を極め、着席できるまで1時間半ほど待ったらしい。
(参考:【福太郎 天神テルラ店】観光客殺到!明太子食べ放題の格安定食。ドッサリ明太子で最強のTKGを作ってみた!

しっかり福岡観光をしてもらってて、少し肩の荷が下りました。

 

初九州ということで、ベタなおもてなしですが「しょう油もつ鍋」「ゴマサバ」などの九州ならではの味を楽しんで頂きます。
プリプリした丸腸がタップリ入ったもつ鍋で、これが絶品。ウマかった!Ninten tensyoku 3

 

ゲーム制作系技術職を希望でしたが・・・

さて、本題。

ITエンジニアのMさん。
これまでのスキルを活かして、ゲーム制作のプログラム技術職へ中途採用の申し込みをしようと思うとのことでした。

私からも、その職種の説明をさせていただいたのですが、彼の従事している業務を吟味するとキャッチアップまでの距離は大きいかなという感触。

仮に運悪くゲーム業界出身の採用希望者とぶつかり比較されたりしたら、分の悪さは否めない。
心苦しく思いましたが、そんな趣旨の感想を率直に伝えました。

でも、任天堂には非ゲームやゲーム周辺技術でも中途募集はやってて、ITエンジニアのスキルが効きそうだし、そっちに目を向けて見たら?
とお伝え。

我ながら、このフォローアドバイスが良かったらしく、彼は落ち込む様子を見せず返って嬉々とした表情を示して頂けました。

 

Mさん曰く

進むべき方向がみえた!!

とのこと。
お役に立てたようです(ほっ 笑)

 

 

その後は、ハマったゲームや任天堂の談義。
京都の企業らしい任天堂の社内風土や給料厚い手当など待遇を紹介して、彼のモチベーションアップに貢献。

やっぱりゲームが好きな方とは、ボーダレスで話題が盛り上がります。

おまけに、「お酒飲み放題」を頼んだため、いつもより酒のペースが進みすぎ!
ガッツリと酔えました。
(自分がしゃべりすぎてしまい、後ほど自己嫌悪です・・・)

 

彼との会話の中で気づきがあったのですが

ファミコンの話題があまり通じなかったこと。

これには、やられました。
いつか来ると思っていましたが、初めてのゲーム体験が「スーファミ」や「64」の世代がいるということです。

 

ファミコンクラシックやニンテンドースイッチオンラインと通じて

懐かしさ需要

を狙っても通じない世代がもう来てしまいました。

彼らからすると「ドット絵マリオ」にはシンパシーや愛着を感じられないって事ですから、この隔絶ってやっぱり大きな事だと思うんです。

 

「任天堂IPの拡大」のキーアイコンとして、ファミコンの「ドット絵」デザインを基調に展開しているのですが、若者には通じていない(かもしれない)
だからこそ、今のうちに忘れられないよう「ごり押し」までしてブランド化を目指すんでしょうけど、「ゲーム」って個人体験に深く根付いて成立するもの・させるもので、同調的流行的なファッションじゃないんですよね。

任天堂でも、そりゃマーケティングリサーチはして性別・世代における好感度や認知度などのデータを元に「任天堂IPの拡大」を打ち出してると思いますが、ゲーム起源であるが故「ドット絵マリオ」の賞味期限はそれほど無いかもと思ってしまいました。

 

私の物差しだと、アーケードゲーム世代じゃないので「パックマン」のドット絵のような扱いになるんかな。
知ってるけど、「別に…」って感じ。

 

管理人はちく(@hachiku_89)のまとめ

楽しかった宴は3時間も続き、終電が無くならないうちに彼を地下鉄の駅までご案内&お見送り。

途中で、中洲の「長浜家(通称:家2、イエニ)」を見つけたので、「締めラー」をさらっと頂くことに。
(Mさんにラーメンを奢って頂きました! ごちそうさまです!)

Ninten tensyoku 4

 

大量飲酒のあとでも、長浜ラーメン(550円)のあっさりしたとんこつスープはカラダに染み渡ります。
まさに別腹!

東京から来たMさんにも、満足頂けました。
良店を紹介でき、福岡ラーメンブロガーとしての面目を発揮!
お口に合って、良かった〜。

Ninten tensyoku 1

 

振り返り

今回、プレッシャーを感じつつお会いしたのですが、

非常に良い経験になりました!

転職は、人生における大きな決断です。
多くの不安がある中「任天堂で働きたい」という想いを持ってる方へ、自分の経験を語り参考にして頂けるというのは、最高だわと思います。

 

細々と微力ではありますがそんな形で世間様(と任天堂)へお役に立て、一人でも優秀な人材が任天堂へトライし、まだ見ぬ娯楽を創る仲間になって欲しいと思うのです。