こんにちわ。「任天堂の社員だった人」こと管理人のはちくです。
海外のニュースサイトで、以下の「NXは、ディスクデバイスを捨てて、カートリッジになるかも」というニュースが流れてきました。
詳しくは、リンク先や日本のゲーム系ニュースサイトを確認して欲しいと思います。
要点としては、
マクロニクス社の業績予想で、年度後半は売上が大幅増大する見込と発表されたのを受け、NXはROMカートリッジを採用するのでは無いかという話でした。
The Nintendo NX Might Ditch Disc Drives For Cartridges
意外と当たってるかも?!
私としては、このニュース、割と当たってるかもしれないと思ってしまいました。
任天堂が次世代機でディスクメディアを採用しなければならない理由というのが、「(Wii、WiiUの)下位互換性の維持」以外には無いと思うのです。
ディスクメディアの大容量はゲームの表現力を向上させましたが、翻って任天堂も製作コストを増大させてしまいました。
(今までコンシューマを作っていたゲーム会社は、スマホゲーにシフトしていったわけです。)
WiiUで、BDとHD出力、XBOXそっくりのコントローラを揃えてサードパーティへ秋波を送ってみたものの、ローンチでのUBIのゾンビU以降はほぼ無視される結果に終わりました。
ということで、WiiUプラットフォームは任天堂ソフトのみのジリ貧状態で最後まで走り続けなければいけませんでした。
(そんな中、任天堂だけでよく戦い切ったと思います。)
少し話が変わりますが。
人気youtuber「めぐみさん」が、割とプラットフォーム主義を展開してたりするのですが、任天堂内部ではあまりプラットフォームの覇権を争う向きは、一部の部門を除いて無かったですね。
任天堂一社で、日米欧にマーケットを展開して収益を上げられる、メガパワーを持ってるからでしょう。良くも悪くも・・・。
そんな経緯もあって、次世代機の戦いにおいては、ディスクメディアを保持してマルチプラットフォーム戦略でやりあうつもりはもう無いのではないでしょう。
海外サードパーティに満足してもらえるPS4相当のハードを作るというのは、販売価格的にも馬鹿げた事になるだけです。
(あと、CPUがPowerPC系ではなくARM製になるという噂も、WiiU互換切り捨ての補強材料になってます。)
そういうことで、NXはROMカートリッジで行くというのも、悪い戦略ではないと思いますね。
日本のサードパーティの「ポケモン」「モンハン」「妖怪ウォッチ」と言ったAAAタイトルは、開発費の高騰を抑えつつNXへの移行が行えると思います。3社とも一安心です!任天堂も心強い!
その一方、海外サードパーティからは、作りたいソフトの要求事項を満たせないので総スカン状態になるでしょうね。
そして、海外での任天堂のプレゼンス(存在感)を一段と低下させてしまうのでと予想してます。
NXは、海外を捨てて国内市場を優先して収益を上げることを狙っていくのではないですかね。
NXは、発売が17年3月ですかぁ〜。
多分、翌年度に持ち越すだろうなぁ。
消費が冷えきった2,3月度
生産工場がある中国の旧正月明けの3月
無理目です。
3月に出す必要性は、会計的な話以外には無いわけで。
早くて、17年の夏前でしょうね。