【書評】「Stand by me 描クえもん」佐藤秀峰の漫画家業物語。僕らはこれを待っていた!

こんにちわ。管理人のはちく(@hachiku_89)です。

驚異いや、狂気の漫画を見つけてしまいました。

「Stand by me 描クえもん」

著者は、佐藤秀峰。

・「ブラックジャックによろちんこ」
・「海猿」とフジテレビ

このキーワードに心当たりがある。
ピンときた「マンガ通」の貴方。

この本、絶対買ったほうがいいです。
始めに言っておきますね。

スポンサーリンク

フィクションと言いつつ、ノンフィクション

本作品、佐藤秀峰氏主催の「漫画 on ウェブ」にて連載中の漫画です。
Kindle版が発行されたので、早速読んでみました。

もうこれは、そのまんま佐藤秀峰の自伝じゃないか?!

出てくるエピソード(そして、これから起こるであろうエピソード)は、佐藤秀峰ファンならニヤリとせずにはいられないネタばかり。

編集社との力関係や漫画家アシスタントの内輪ネタ、原作者と漫画の権利関係を、主人公目線で順序よく積み立てながら進んでいきますので、話が分かりやすいんです。

「漫画家マンガ」というものは、「バクマン」を読んでいたりNHK「浦沢直樹の漫勉」を視聴してたので、何となくその業界的な雰囲気はつかんます。

その業界をこの度「佐藤秀峰」が描き、ぶった切る。(予定)
これからが、楽しみとしか言いようがありません! 

参考資料

▼ NHK「浦沢直樹の漫勉
うしおととらの「藤田和日郎」回が好きでした。
ホワイト修正液を削って絵を描く姿。スゴすぎました。

少年漫画の第一人者、藤田和日郎。伝奇ロマン「黒博物館 ゴースト アンド レディ」の現場に密着する。浦沢直樹が驚愕したのは、下書きをほどんとしないままにペンを入れ、そこに何度も何度もホワイト(修正液)を入れることで、線を彫りだすように描いていく藤田流スタイル。その秘密に迫る。

▼ 以前に取り上げた「ハナムラさんじゅさい」も漫画家マンガでしたね。

「ハナムラさんじゅっさい」が好きだった俺得マンガ【おとりよせミッドナイト】をおすすめしたい。

皆さん、「ハナムラさんじゅっさい」というマンガを知っているでしょうか? 漫画家ハナムラが、美人漫画編集者白井さんとのコミカルやり取りやほの...

マンガとして成立させるための、キャラクター

作品のテーマとしては、実体験をマンガにする事が一つあったと思いますが、それだけではエンターテイメントとして成立しません。

本作品の主人公は、漫賀描男(まんがかくお)
きっと、佐藤秀峰氏のアバター笑

極貧生活を送る描男が、漫画アシをしながら連載漫画家を目指していくというのが第1巻のストーリー。

その漫賀描男の周りには、「おっさん」と「マチ子ちゃん」が配置されてます。

おっさんは、未来の自分。
見た目はデブでハゲた汚らしいおっさん。 
勝手に居候を開始して、酒をあおりながらふすまの奥で眠る生活。

この「おっさん」、未来から来たので「マチ子ちゃんとの恋を辞めろ」といったり、人生のアドバイスをつたえたりするのが役割。
描男には一向に聞く耳を持ってもらえませんが、ひたすら予言を言い続けています。

キャラがまるっと「ドラえもん」。
もうそんなことは題名からもおっさんの見た目からも「ドラえもん」オマージュということはわかりきってるので、いちいちつっこまないです。笑

そして、「マチ子ちゃん」
作品内ではヒロインなんでしょうが、性格はちょっとおバカなビッチちゃん。

セクシー担当でエロいところに使われている様子です。
Hシーンもあるんですが、シロウトの女の子のカラダって所詮こんなもんだよなぁというリアリティが良かったですね。 
(普通の女の子にはチチ袋とかないのです。)

海猿の新聞記者「浦部美晴」やブラックジャックによろしくの「皆川由紀子」 と同様、最初にヒロインも登場させるのは、佐藤作品らしいなと思います。

この二人が描男の仲間として、彼の漫画家へのサクセスストーリーを進めていくのです。

管理人はちく(@hachiku_89)のまとめ

この1巻で、気持ちを動かされた画があります。

酒場で描男とおっさんが飲んでいるシーンがあり、漫画家を目指す話を聞いた酔っ払いリーマンから「バカバカしい」とおちょくられるのです。

酔いが回ったおっさんが、静かに怒りをぶつけるのです。

「くだらないことに命をかけることがくだらないのか」
「地べたからしか見えない景色があるんだぜ・・・」
「よう傍観者・・・ 当事者にしか見えない景色があるんだぜ」
「独りで闘って何が悪い・・・!?お前にそれができるのかよ」

鬼気迫るおっさんの表情!

このメッセージに心を打たれた。
周りから認めて貰えないけど、好き一心で必死に打ち込んでいる「モノ」がある人間なら、この台詞には、背中を押されるパワーを感じざるえない。 

マンガ、音楽、文筆、絵、お笑い、役者・・・そしてブログ。

どれも、当事者外からはバカバカしいなんて言わたりする。
でも、どれも「当事者しか見えない景色」っていうものがある。

わたしだったら、「ブログの読者様から直接意見を伺う」こと。
「会ってみたい意見を伝えたい」というカラダと気持ちを動かせたという事が、最高にうれしい。

任天堂というけっこう人の感情を動かせるプロダクトを生み出す社員の一員だったわけですが、その成功は会社ものでした。。。
自分が作り出したモノで、それを味わえてるというのが、今の醍醐味。 

でも、独り。
孤独なのです。

そんな事情を一発でぶちまけてくれた、このヒトコマに強く共感するしかありませんでした・・・。

続きの話しはこちらから。。

漫画 on ウェブ」だったら、最新話がよめます。