【書評】2018年上半期に読んだ本を一気にまとめ

こんにちわ。管理人のはちく(@hachiku_89)です。

Kindleで、2018年上半期に読んだ本を一気にまとめ&書評を付けてお届けします。

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

今回の特集で一番オススメしたい本。

1440分とは何か?
それは、1日1440分の事である。

「1時間は60分」であることはご存じだろうが、1日を分で換算した「1440分」は長いようで短い。

多くの時間管理の説く書籍では、「時間は貴重。自分を邪魔するムダな作業を省け!」という主張がなされている。
最近読んだ中では、ホリエモンの「多動力」において、そのようなことをテーマにし書かれていた。

主張は、多くの部分で共通している。

メールを辞める。
電話をかけない。
会議を行わない。などなど。

頭では分かっている。でも、現実には出来ない。

本書では、単に「辞める」一辺倒では無く具体的な時間管理法を言及してるところに一読の価値がある。

・TODOリストの41%は終わらない。
タスクは、ToDoリストでは無くスケジュール表に入れる
スケジュール表にタスク(約束、運動、電話、メール書き)として組み込み、病院診察の予約を同じ扱いをする。

・メールは常に短く3行以内に、通知は切る。
メールを読んだら、「今やる」「人に任せる」「後でやる(スケジュール表に入れる)」「削除」の4つのアクションを取る。

・時間泥棒へ「ノー」と伝える7つの簡単な方法

これ以外にも、時間管理や目標達成の具体的な手法が数多く記載されており、自分の生活で実践できそうな本である。
有効性が高い一冊です。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

お笑い芸人「西野亮廣」がビジネス本として執筆し、ベストセラーとなった「革命のファンファーレ」

前半は、現代人の働き方への問いかけ、後半は絵本「えんとつ町のプペル」をヒットさせた狡猾な戦略を披瀝している。

「これからの働き方について」の言及については、西野独自の主張は無い。
ホリエモンや岡田斗司夫などがこれまでに主張したことを西野がなぞっているところがある。

西野は、彼らの主張に賛同してるだけなので、同じ事を繰り返して言うこと自体は別に悪いこととは思わないが、ドヤって言うことでも無いだろうとは思った。

 

もう一点の「えんとつ町のプペルのヒット戦略」について。
こちらが、本書で注目して読み解きたい部分。

クラウドファンディングやフリーミアム、SNS戦略を「プペル」において、どのように活用したのか。
絵本出版ビジネスに、現代のビジネス理論を実践的に導入した記録が赤裸々に書き記されている。

「プペル」プロジェクトの主導者が「芸能人 西野亮廣」ということもあり、知名度と信用度が桁違いにあるため、一般人がクラウドファンディングやSNSのバズをそのまままねようと思ってもうまく行かないだろう。

しかし、ネット時代になり技術やコミュニケーションが飛躍的進化し、不可能を可能にできる方法が増えてきた。

自分の夢を実現しやすい世の中に変わったのだと。
そういう実証実験を見せた事には価値があると思う。

これが西野が唱える「革命のファンファーレ」ということだろう。

 

 

明日クビになっても大丈夫!

人気ウェブライター「ヨッピー」氏が、会社員時代から脱サラ、人気ライターへの至る半生を氏のタッチで面白く書き上げた本書。

好感を持てるのは、どこかの誰かのように脱サラを扇動的に勧めていないところ。

ヨッピーは「会社を辞めてもいい三つの条件」の章で具体的な基準を設けている。

・会社員をしながら、副業で月に10万円以上稼いでいること
・1年間生活できるだけの貯金があること
・身軽になること(月の支出を抑えること)

この三つの指標は、個人的経験から深く同意をしたい。

 

特に「副業で月10万の収入」というのは、意味が深い。
脱サラして、副業を本業として取り組んだときには、その10万が増える余地が十分考えられるからだ。

独立した直後が0円だったときは、増やしていくことは非常に難しい。
業務実績や営業から成約、そして入金までタイミングなど、トントン拍子で話が進んでも2,3ヶ月後に入金されることはザラ。

そこで、継続的に10万円が入ってくるような環境を持っていれば、実績は問題無く営業面でも成果が上げやすいだろう。

また、集客がうまく行かなくても「1年分の貯金」があれば、心強い。
説得力がある基準である。

 

割と「リスクを取って行動する」ことを礼賛する自己啓発本が多い中で、バランス感覚に満ちた本書はそんな洗脳から抜け出すために、脱サラへの一歩を踏み出す前に一度読んでおきたい本だとオススメしたい。

人生の勝算

今期の中で、一番評価が難しい本。

投げ銭アプリSHOWROOMを立ち上げた前田裕二氏の半生を書いた「人生の勝算」
あの石原さとみと熱愛報道で話題になった新進気鋭の経営者である。

小学2年の時に両親を失って、路上の弾き語りで日銭を稼いだ少年時代。
そこから、UBSという外資系投資銀行に入って、たちまち頭角を現しニューヨーク転勤を果たすスーパーサラリーマン。
その後、DeNA南場社長とのつながりで中途入社。
SHOWROOMを立ち上げることになる。

いやぁ、常人を超えるキャリアで、全くもって意味が分からない。
UBSへ入社したとサラッと書いてあるのが、そこまでの詳しい経緯が本書では書いてない。
調べたところ、氏は早稲田大学を卒業したらしい。

すると、路上ライブをせざるを得ないような貧困少年に早稲田に入れるほどの教育環境が与えられていたとは、これまた謎である。

本書を通じて語られるSHOWROOMの思想が、氏の路上ライブ投げ銭生活を基にしていることは分かった。

ただ、彼の半生を見て、もう若くない私たちは何を知識として取り入れられるのだろう。と思った読後感。

石原さとみと付き合えるレベルとは、人生や仕事においても超人的な才覚が必要と言うことだろう。

 

行動だけが人生を変える ちゅうつねカレッジ(上、下)

女性経営者でシリアルアントレプレナーである「経沢香保子」と人気ブロガー「はあちゅう」の共著。

内容は、経沢氏とはあちゅうが共同主催した「ちゅうつねカレッジ」というオンラインサロンの内容を書籍化したもの。
セルフブランディングや行動をテーマに、2人が小コラムを執筆する形を採ってます。

はあちゅう氏については、いわゆる「プロブロガー」感があってあまり好印象を持っていませんでした。
それでも、本書の中の彼女の主張には、蛍光マーカーを引かざる得ないところがあり、ここで取り上げたところです。
現在の位置まで上り詰める思考は確かに一流です。

 

経沢氏が、サイバーエージェントの藤田晋氏から送られた言葉で

「悪名は無名に勝る」

というのをあるそうです。

これは、深いです。
無名の有名人というのは、居ません。
どんな生き方をしていくにせよ、名を出してセルフブランディングを行い、仕事を集めて行くと、その道中で言われ無き批判を受ける事は避けられません。

でも、そう言われることは、無名よりも価値があるのです。
個人の時代と言われる中、心構えとして胸に刻みたい金言だと思います。

キラキラ女子向けの本かと思いましたが、上記のマインドセットには役に立つ本だと思います。

 

マーフィー 眠りながら奇跡を起こす

「マーフィーの法則」
いわゆる、願いを思い続ければ現実化する潜在意識の力「呼び寄せの法則」という物です。

非常に「スピリチュアル」のニオイがプンプンする本書。
非科学的で自分には合わないとなるべく避けてきたのですが、知人から勧められて読んでみました。

本書は、その開祖「ジョセフ・マーフィー博士」の書籍となります。

読んでみたところ、マーフィーの法則は正しく使えば、前向きに働くのでは無いかという考えに少し変化しました。

潜在意識を使う事で、奇跡が起きるとか病気が治るとか宝くじに当たるとか、そんな眉唾なエピソードもあるのですが、本書は「前向きに考える潜在意識の力を信じる」大切さを説きます。

 

これが私が解釈したマーフィーの法則です。

人が困難に直面したときは、何を依り代として顔を上げて次の一歩を踏み出せるか。
それが「神様」なのか、「潜在意識」なのかという事だと思います

そうなると、「潜在意識」の方が日本人の情緒にはフィットするかもしれません。

新しい行動を起こせない人やネガティブに考えがちな人に、読んでもらいたい一冊です。

40歳の保健体育

10年前にオタク向け恋愛ハウツー本「30歳の保健体育」が発売されました。
ヒットしたので(恋のはじまり編・恋の努力編・夜の恋愛編・恋の見つけ方編、全4刊)が続刊され、アニメ化まで果たした「30歳の保健体育」

10年の時を経て、「40歳の保健体育」として復活を果たしました!
「30歳の保健体育」を全巻購入した私としては、恥を忍んで買うしか無い!

 

いやぁ、40歳の保健体育って・・・。
もう、少々の老いを否定できない歳でもあり、いわば「死体撃ち」に近い悪の所業。

やけくそになりつつ、本書に目を通します。
そこには、10年前に見た愛の女神「クピドちゃん」がまたもや登場。
嬉しい?再開でした。

 

1章は「年齢と恋」をテーマで40歳における恋愛・結婚状況をデータを用いて解説してくれます。

その歳まで何やってんだという罵倒は一切無く、結婚しない価値観の多様性や氷河期世代の経済事情に理解を示しながら、

「もうそろそろ重い腰を上げてみたら」
「いつからでもスタートできる」

完全に出遅れたモテない私たちの背中を優しく後押ししてくれるものになっています。

 

そんな後押しされた非モテの私たちへのアドバイスは、10年前の「30歳の保健体育」と全く変わりがありません。

「清潔感のある服装をしろ」
「美容院で髪型を整えろ」
「痩せろ」(← イタい)

そう、10年前から言われていたことが直せていれば、本書を手に取ることは無かったのかもしれませんね。
同じアドバイスが身にしみると言うことは、自分は成長してないんだと反省。

 

本書の中で、男女の出会いについて色々種類を上げて有りますが、「出会い系アプリ」について積極的に活用する向きで書いてあるのが驚きました。

出会いが少なければ、カップル成立する確立も低いわけですので、出会いのイメージで好き嫌いを言ってる場合じゃ有りません。
こういうのも躊躇せずガンガン活用しようねと言うのが、追い込まれている私たちへのアドバイスだと思いました。

彼女、お借りします

週刊少年マガジンで連載中の「彼女、お借りします」

YouTubeで、悠木碧ちゃんが歌う動画を見て、まとめ読み。

あらすじとしては、大学生の主人公「木ノ下和也」が彼女から振られた腹いせで利用してみた「レンタル彼女」

レンタル彼女として現れたのは、周りの男からの視線を一身に集めるS級美少女「水原千鶴」

レンタル彼女「千鶴」とのデート中に、和也の祖母が倒れてしまい、2人で病院へ急行することに。
祖母が入院した病院で千鶴を彼女だと偽って紹介したことをきっかけに、ドタバタラブコメディが始まるというお話し。

「彼女、お借りします」で一番良いのは、女の子が可愛い。
少年漫画において、不可欠な要素でしょう。

水原千鶴は、当然絶世の美少女と描かれているし、ライバル意識を燃やす「元カノ」七海マミも小悪魔的なかわいさを持ってて、これまた良き。

後に登場してくる、女の子たちもそれぞれ個性的で可愛いのです。

アニメ化されるのは間違いないと思いますので、先取りして抑えておくことをオススメしたい。

 

管理人はちく(@hachiku_89)のまとめ

書評書きができなかったので、今回は一気に取り上げました。

6ヶ月間で読んだ本数としては、少なかったと反省。
もう少しインプットを増やさないといけません。

 

取り上げた本の大部分はKindleを使ってたのですが、読書好きにオススメしたいのは「Kindle unlimited」

Kindle unlimited に加入したら、月額980円で「1440分の使い方」を始め、多くの本が読み放題。
毎月二冊程度読めば、元が取れます。
「月2冊読破」を自分へ課す読書のリーディングコーチと捉えたら、これは安い物でしょう。

 

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