2021年前半視聴したネトフリ・アマプラコンテンツを語りたい

こんにちわ。管理人のはちくです。

コロナの自粛ムードが広がり、大腕を振って足を伸ばして外出が出来ない空気が漂っています。
ライフワークであるラーメン店巡りも、これじゃ意欲が湧きません。

ワイも世間の空気を読んで、自宅警備。
ありあまる時間を使って、気になっていたけどなかなか手を出せなかった映像コンテンツを消化してみました。

忘備録的にワイが制覇した動画の感想を描き残しておきたいと思います。

ナルコス(Netflix)

GW Netflix Narcos

1980年代、世界市場を急速に支配したコカイン。
コロンビアで麻薬密輸組織「メデジン・カルテル」を創設したパブロ・エスコバルは麻薬によって世界第七位の富豪にまで上り詰め、政界に進出、権力を掌握しようと試みる。麻薬流通やパブロの力を危惧したコロンビア政府はCIAやDEA特殊特殊部隊を擁するアメリカ政府ともに事態を収めるべく動くが、やがて血みどろの戦いになってゆく…。

バナナマンさんのラジオ「バナナムーンゴールド」で設楽さんが、えらくナルコスを絶賛していたのをきっかけに見始めました。

1980年代コロンビアに君臨した麻薬王「パブロ・エスコバル」を主人公に実話を元にしたドラマで、彼が血と銃と金を使ってのし上がっていくストーリーが描かれます。
設楽さん絶賛の理由もよくわかり、よどみないストーリー展開、目を覆いたくなるような過激なシーンと映像、当時の時代考証がしっかりされたリアリティの溢れた素晴らしい作品でした。

とりあえず登場するみんながみんな「銃の引き金」が軽いのなんの!
なんのためらいも無く虫けらのように、対立するグループ、民間人や警察官が情け容赦なくパンパンパンパン撃ち殺していきます。
あぁぁ、それがコロンビアにおける命の価値なのねと痛感するのです。

また史実に基づいているのでドラマの最中に当時のニュース映像が使われており、ドキュメンタリー的な見方も出来て80年代のアメリカと中南米の政治情勢・麻薬戦争の流れがよくわかりました。

ストーリーが進むにつれて、麻薬ビジネスに成功し豪邸やプライベートジェットを保有するほどの栄華を放ったエスコバルも、アメリカ政府の圧力や敵対する新興麻薬カルテルからの争いに敗れ、ジワジワと弱体化そして困窮していきます。
彼の人生の「栄枯盛衰」模様もしっかりと描ききって、ドラマとして素晴らしかったです。

Netflix立ち上げ時のヒットコンテンツとなったのが、この「ナルコス」だったそうです。

Narcos | Opening Credits [HD] | Netflix

ナルコス(メキシコ編) (Netflix)

GW Narcos Mexico

ナルコス メキシコ編。
前作コロンビアからメキシコに舞台を移して、メキシコの麻薬戦争を描きます。

麻薬組織クアダラハラ・カルテルのリーダー「フェリクス」が、カルテルの結束をまとめ上げ成長して行くというストーリー。

前作のエスコバルは絶対的なリーダー像で描かれていたのですが、今作の「フェリクス」は内部抗争や仲間との軋轢に苦悩する様子が多く描かれておりあたかも日本の中間管理職の姿を見ているようでした。

また、敵対するアメリカのDEA(麻薬取締局)も情報収集のみで摘発捜査が上層部の意向で行えず、現場の無気力感が漂う中、メキシコ系のキキ捜査官だけが孤軍奮闘する姿にこれも日本的な趣を感じるところがありました。

コロンビアの動向もメキシコの麻薬カルテルに影響していることから、前作の俳優が登場するサービスシーンが用意されているのはこころにくい。

こちらも面白い作品です。

全裸監督 (Netflix)

GW zenra

日本におけるネトフリブームを作ったと言える「全裸監督」
「全裸監督」見たさにネトフリに加入した人も多かったのではないでしょうか。

内容は伝説のAV監督「村西とおる」の半生を描いたノンフィクションドラマ。

村西とおるを演じるのは山田孝之、実に口調が本人そっくり。
AVプロダクションの仲間である満島真之介や玉山鉄二の演技も素晴らしい!

そして、もう一人の主役と言えるのが伝説のAV女優「黒木香」役の森田望智。
クリスチャンという厳格な母子家庭で育ちながらも性に抑圧された女子大生「恵美」を放送コードギリギリの演技で見せましたし黒木薫の口調・仕草も完璧に再現して、圧巻の演技力を放っていました。

「全裸監督」は先述のナルコスの脚本家を交え脚本を作り上げたので、これもストーリー展開のテンポ良く一度見始めるとやめ時を失うドラマです。
山田を囲む登場人物の善悪がスッキリ整理されてるので、ドラマが苦手な人でも脱落せずに視聴できると思います。

シーズン2が6月から始まるということで、実に楽しみファンタスティックであります!

《3分で分かる全裸監督》

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 (Netflix, Amazon Prime Video)

GW zenfuri

放送終了後、未視聴で気になってたアニメ。
一気に視聴完走しましたが、放送終了後盛り上がりに欠けた理由がよくわかりました。

キャラは可愛い、声優もいい、映像がきれいと隙は無いと思われた「防振り」

しかしながら、主人公があまりにも強すぎてストーリーが面白くない。
バトルシーンも「どうせ勝つんでしょ感」があり、その通り勝ててしまう。

内容の浅さを仲間や敵ギルドたちの魅力で補おうとするが深掘りできず、どれも中途半端。

コンセプト自体に難があり、長持ち難しかったかなぁと思った作品。

劇場版 幼女戦記 (Netflix, Amazon Prime Video)

GW youjyosenki movie

劇場公開から結構寝かせておいての視聴。
理由は、ワイが「幼女戦記」が好きすぎる余り見られなかったのだ。

映画版だけあって基本的にテレビ版を全て見ていることが前提の作品。
テレビ最終話の続きから映画は始まります。

前作(テレビ版)でターニャに父を殺された娘メアリーが成長し、ターニャに敵討ちを挑むというのが映画版の見所。

ターニャ率いる帝国軍と連邦軍の空中魔法戦の迫力スピード感、ガンダムを思わせるSEやAR。映画版に恥じないよう実にハイクオリティな仕上がり。
続編からのファンをしっかり満足させて面白く、あっという間に終わったという物足りないすら感じました。

もっと早く観ておくべきだった・・・。
先日、第二期の制作発表があったので、この興奮をつなげていきたいところです。

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(映画)(Netflix, Amazon Prime Video)

GW konosuba movie

これもテレビ版の続きとしての映画。
主人公カズマ一行が、めぐみんの故郷「紅魔族の里」へ行ってドタバタする内容。
なので、紅魔族の「めぐみん」と「ゆんゆん」の出番は多め。

カズマが相変わらずクズっぷりを発揮してギャグアニメとして最高。

内容的には、めぐみんとゆんゆんの友情にぐっとくるところがあったけれども映画でやるほどの話なのかなぁとは思った。
動画配信サイトで観る程度でぴったりかと。

弱キャラ友崎くん(Netflix, Amazon Prime Video)

GW jyakukyara tomo

(スマブラみたいな)アタファミという対戦格闘ゲーに情熱を燃やし日本一位のランキング保持者が主人公の友崎くん。
アタファミ研鑽の日々を重ねている中、アタファミ二位の人とオフ会で会う約束をしたら、現れたのは同じ学校の陽キャヒロイン日南だった。

ゲーム最強でも学校内では陰キャで通ってる友崎が日南から「人生はゲーム」だといわれ、ゲームだったら攻略してやると陽キャへのキャラ編を目指すという話(ざっくり)

キャラデザや声優さんは良いのですが、人物の言動に突っ込み処が多すぎてご都合主義。
ラノベ腐臭が漂うストーリーで、非常に嫌な予感を感じつつも完走。
案の定、ダメアニメでした。

サバイバー 運命の大統領 (Netflix)

GW Netflix survivor

アメリカ合衆国大統領による一般教書演説が行われていた議会議事堂で大規模な爆弾テロ事件が発生。大統領をはじめとしたトップリーダーが全員死亡して、指定生存者に選ばれていた住宅都市開発長官のトム・カークマンが急遽、大統領に就任する……

海外ドラマ「24」でお馴染みのキーファーサザーランドが今度は大統領として活躍するドラマ。

アメリカ政府の「指定生存者」という制度をモチーフに描かれた本作。
大統領の一般教書演説のため一同が会する議会議事堂が突然の爆破。
大統領を始め閣僚が全員死亡し、ひとり指定生存者として議事堂外で待機を命じられていたトム(キーファー)が突然ホワイトハウスへ連れて行かれ大統領の宣誓。
突然、大統領の職に就き、その瞬間から大統領に降り掛かる数多くの難題に巻き込まれていく。

国際政治、軍事作戦、テロ、議会対応、地方自治体との軋轢と新米の大統領トムに重大な判断が求められ観る者を飽きさせない。
このスピード感はアメリカドラマならではと唸ります。

「24」と同じく観たら辞められないタイプのドラマだったのですが、避けがたい設定的な弱点が1つ。

大統領という設定上、自ら能動的に動くことが制限されてしまっています。
ほとんどのテーマはホワイトハウスに持ち込まれて、部下の助けを得ながらトムが決断を下しホワイトハウス内で解決をしていくと。

能動的に動けない部分をFBIのハンナ捜査官が事件の捜査をして、情報をホワイトハウスに上げて話が動き出すというパターンばかり。
ハンナ捜査官が諜報や捜査、ガンアクションを一手に引き受け、彼女がジャック・バウワー並の活躍をするドラマにもなってしまって、キーファーの影が薄くなりがち。
この構図が見え始めると、ちょっと興ざめをかんじるところがありました。

 

そんな脚本の問題もあり、制作のABCがシーズン2で打ち切りを決定。
ネットフリックスが引き継いでシーズン3を制作するも、LGBTやなんやらと現代的な政治問題を取り込んだ脚本になり作品当初からのテイストが変化しすぎて、やはり終了してしまうことに。

シーズン1までが賞味期限での作品なので、そのつもりでご視聴をオススメします。

現在視聴中

一応他のアニメも抑えているのですが、その中でもこの3作を取り上げたいと思います。

聖女の魔力は万能です

いわゆる、オレつえー系の異世界転生もの。
ただ主人公セイが20代女性社会人(喪女)ということでユニーク。

中世を舞台にした乙女ゲー(女性向け恋愛ゲー)の世界観で、美男子イケメン王子様に囲まれながら聖女としての才能を開花させていくという話。

ストーリーのテンポも良いし、登場する人物(イケメン)たちも性格やキャラ付けがそれぞれ異なって魅力的。
現代では腐女子だったと思われるセイがイケメンに囲まれてのリアクションもぐっとくる。

メガネ女子「セイ」もキャラデザや萌えが可愛いので、長期間人気が続きそう。
音楽・作画もクオリティが高く今後の話の展開が楽しみな作品。

SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)

SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)に引き続き、円谷プロとTRIGGERが制作するアニメーション。

前作と同様、怪獣とロボが戦う円谷プロらしい特撮っぽいアニメなのだが、前作同様、けだるい登場人物のリアルさや会話の間とか空気感とかが好き。
SSSS.GRIDMANの世界とつながりがあるようで、舞台が同じ街らしい。

とりあえずショーパンショートヘアのムジナさんが好みとだけ言っておきたい。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

Amazonレビューで批判が殺到した問題作。
ストーリーは路上に座り込んでいた家出女子高生沙優を拾って自宅で囲うことになってしまった20代サラリーマン吉田との同居ラブコメ。

沙優はこれまで援助交際をしながらいろんな男の家を渡り歩いてきて、家に置いてもらう対価として当然のように思ってた。そんな誤った価値観に染まった彼女を救うために、吉田は彼女と共同生活を始める。

Amazonレビューでは、未成年者略取、青少年保護条例、少女売春と際どい設定のため一部の方々から犯罪を助長すると炎上した模様。

ただ、視聴を始めるとヤベーのは、軽々にカラダを差し出そうとする沙優のほうだったりする。
そこを真面目な吉田さんは同居生活を通して沙優ちゃんが普通の女子高生として生活できるようにしていくというお話。

議論を巻き起こす基本設定ですが、沙優ちゃんが普通の女子高生に戻れるように、吉田さんや周りの友達が支えていくというストーリーが非常に良いです。

この吉田という男、作中で冴えない感じをだしていますが、社内の巨乳美人上司や小動物系後輩女子から好意を寄せれているモテモテ状態でラブコメの進展具合も見所。
沙優ちゃんと吉田さんの距離がどうなっていくのか、どういう結末が沙優ちゃんが幸せになるのか続きが気になる作品でした。

私はキャラデザがイマイチと思いますが、批判的なレビューに惑わされることなく、観て欲しいアニメです。

 

なお、現実ではこのような結果になるのでご承知置きのこと。

《弁護士の29歳男、SNSで女子高生誘い自宅に泊める…未成年者誘拐容疑で現行犯逮捕》

参考
弁護士の29歳男、SNSで女子高生誘い自宅に泊める…未成年者誘拐容疑で現行犯逮捕Yahoo News

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