久しぶりに、京都に帰ってきました。
限られた時間で、どうしても味わいたかったラーメン屋さんがこちら。
「麺屋猪一(いのいち)」
です。
開店直後を狙ってお店に到着したのですが、時すでに遅し。もうこの行列です。
忘れていました・・・。京都随一の大人気店だったのです。
営業時間 月〜土 昼11:30~14:00 夜17:30~22:00
日 昼11:30~14:00 夜17:30~21:00
定休日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日が定休日) 臨時休業あり
住所 京都府京都市下京区恵比須之町528 エビステラス 1F
メニュー
行列に並んでる最中に、店員さんがメニューを渡してくれました。
ラーメンの内容は、こんな感じです。
支那そば 800円
鶏そば 900円
和牛そば(限定) 1200円
貝づくしそば(限定) 1300円
の4種類です。
猪一のルールとして
お一人様につきラーメン一杯の注文をしなくてはいけません。
当たり前のことだと思うのですが、人によっては食事をサイドメニューだけで終わらせてしまう人もいるからでしょうね。
私は、お昼に来たのでランチメニューから選びました。
鶏そば(白) + 赤玉生卵かけご飯 1150円
トッピング:麺大盛り、鶏チャーシュー追加
で注文しました。
トータルで、1500円近い金額になったと思います。
普通のラーメンの相場からすると、正直、高い…。
店内
テーブル席とカウンター席が用意されてます。
カップルや家族連れで来ても、同じテーブルで食事ができるので、いいですね。
お冷
これの何が凄いかというと、真空断熱タンブラーを使っているのです。
金属の部分を触っても全く冷たい感じがしませんし、表面に結露が起こらないのでテーブルが水浸しになりません。
普通のラーメン屋さんでは、こんな高級なコップの利用など考えられません。
調味料置き場
京都で有名な「原了郭」の薬味が揃えてあります。
こちらも高級品。普段使いとして買うのには勇気がいる、お高い薬味です。
「とろろ昆布」も備えてあります。
ラーメンに入れるなんて、こちらも珍しいですね。
ティッシュは、こんな位置にセットしてます。
落ちないか不安ですが、問題ないようです。
カウンターには、こんな張り紙が。
「当店のスープは動物系(豚、鶏)の脂を一切使用しておりません。麺は北海道小麦を使用し添加物(保存料、着色料)を一切使用しておりません。」
なるほど~。
なんとなくですが、カラダに良さそうなラーメンと言うのが伝わってきました。
鶏そば(白)+赤玉生卵かけご飯 到着です
待ちに待ったラーメンが到着です。
店の外の行列に並んでから、目の前にラーメンにたどり着くまで1時間もかかりました。
待望のラーメンとはこのことを言うのでしょう。
まずは、スープです。
基本的に鳥ベースのスープですが、表面には脂がほとんど浮いてなく、出汁の旨味が強烈に味わえるスープです。
京都のイメージとピッタリの「ザ・和風」スープで飲んでも飲んでも味がカラダに優しくてほっこりする味です。
一方、スープの味の透明感が強いため、卓上の胡椒などでしっかりした味にしたいという気持ちもよくわかります。好き好きで味を変える事ができるので、こちらもいいと思います。
増量した「鶏チャーシュー」は、胸肉を使っているので、脂は控えめ。身の味をストレートに味わえます。
茹でた鶏胸肉にありがちなパサツキが全く無くて 、ふっくらとした食感です。
どうやって作ったのか、知りたいです。
半熟玉子、驚異的な美味さでした。
特に黄身の部分が、甘くて風味が豊かです。 トッピングでタマゴを追加するべきでした。
麺は、ツルツルした中太の麺です。最初麺大盛りの存在感は無かったのですが、食べていくとどんぶりが深めだったので結構な量があったと驚きました。
柚子皮が小皿に入って提供されるので、これを軽くふりかけて麺と一緒に食べると、薄味でまとまったラーメンの中で、柚子のきわだった香りを楽しめます。
このラーメンには、柚子皮必須ですね。
一度箸をつけると、最後まで夢中で食べ進めてしまいました。
スープもがぶ飲みでした。
卵かけごはんも、黄身の部分は強烈な味の濃さで、この食べ方も確かに良かったです。
あと、店員さんのサービスも超一流でした。
待たせたことに関して細かな気遣いの言葉があったり、挨拶や料理の案内にしっかりしたところがあって、味以外も満足感を得て帰ることが出来ました。
ラーメンの相場からすると破格の値段ですが、それだけの味やサービスを提供しているので、連日の行列になっているのでしょう。
京都再訪時に選んだラーメン屋として、大正解で大満足でした。