ちょうど、一年前。
友達も知り合いも全く居ない「福岡」にやって来ました。
一年前のあの頃は、いろいろと不安で仕方なかったのですが、いろんな人と出会い、今では多くの友人も作れたなぁと思います。
歳がおっさんでも、見知らぬ土地に移り住んで、新しい生活は送れるものだと身を持って学べた一年でした。
福岡に興味がある方に向けて、移住一年目の私が気がついた福岡のいいところを紹介したいと思います。
1.美人が多い
みんなオシャレ。ファッションも割と露出多めで、攻めてる風に感じます(笑)
女性が多いせいか、エステ店や美容整形医院も多いと思います。
あと、全世代に渡って、美人が多いというのも驚きました。
「お嬢ちゃん」も「お姉さん」も「お母さん」も「おばさん」もそれぞれの世代で美人を見かけるのです。
若くて美人、年が行くとそうでもないってことはよくありますが、福岡では、全年代で美人さんを見かけます。
さすが博多美人というだけあります。
2.サシミが美味い
魚が新鮮なので、プリプリでコリコリとした歯ごたえ抜群の魚が提供されます。
それに合うのが、九州の甘い醤油。もう最高です。
甘い醤油がダメな方もいると知りましたが、ダメですかね〜。
ブリやイカのお作りなどの淡白な魚には、この甘い醤油がピッタリとマッチすると思います。
新鮮な魚介類が楽しめるので、京都から九州に来てよかったと実感する部分ですね。
3.交通機関(地下鉄、西鉄、バス)が、ものすごく便利
博多駅と繁華街「天神」を周遊するバスの料金は、なんと100円です。
来年からは、西鉄の連接バスが導入されるので、輸送力が大幅にアップ。
乗り物マニアとしては、楽しみです。
(追記)連結バスの営業が開始されました。
なんと、130人乗りの大量輸送力。
博多駅ー天神ーウォーターフロント間の移動が捗りますね。
詳しくは、こちらから。
参考
連結バス、福岡の都心を循環運行中西鉄バス
私としては、交通機関がそれほど混んでなくて、座れる可能性がかなり高いというのもグッドポイントだと思います。
便が多くて使いやすくても、ずっと立ちっぱなしは、やっぱりイヤです。
4.居酒屋が安い
福岡の居酒屋は、安くて旨いという直球勝負のお店が多いと思います。
例えば、焼き鳥屋さんで人気メニューの一つ、とりかわ。
店によって異なりますが、安いところは1本30円からで、まず100円を超えるところは少ないです。
こちらの人は、これを大量に頼むのがルールになってるようです。
他にも、こちらの人は集まると、焼酎を1瓶注文して、割りながら呑んだりすることが多いので、 飲み会におけるお酒代自体が安く抑えられたりします。
ということで、体感的には、京都で3000円程度の飲み会は、こちらだと2000円程度で済むように感じます。
参考
【西鉄平尾】サラリーマン殺到&満員御礼。汚くて美味い焼き鳥店「焼鳥長者」に行ってきた破竹の勢い
5.海が近い
これには、びっくりしました。
釣り好きの友人たちが集まって、各自の終業後、竿を持って港まで歩いていき、アフター5は釣りを楽しむという、なんともスゴイカルチャーショック的な経験をしました。
海が近いと、こういう生活が送れるんだなと身を持って体験できた出来事でした。
歩いて釣りに行けるなんて。まるで小学生の夏休みのようです。(笑)
6.空港が近い
こちらも、福岡いいところあるあるに必ずランキングされる部分だと思います。
京都にいた時は、空港までの距離に辟易していました。
京都から、伊丹空港の朝の早い便に乗ろうとすると、間違いなく始発の交通機関を使わないと間に合いません。
朝、5時頃には京都の家から出発しないと、7時台の飛行機に間に合わないのです。
これは、カラダがしんどかったです。
その点、福岡空港の近さはありがたいですね。
7.ゴミを夜捨てる
こちらも、福岡に来て驚いた風習というか、行政ルールですね。
朝の忙しい時間に、家中のゴミをまとめて出勤に出かけるという習慣が一気にひっくり返りました。
こちらでは、深夜の12時頃にゴミを出して、深夜に集めに来てくれてます。
どうも、夜のゴミ出しというのは、カラス対策としても有効らしく、街の美化に役に立ってるようです。
(夜は、カラスが寝てるため、出したゴミを漁られなくて済むらしいです。)
しかも、深夜は車の交通量も少ないので、交通渋滞を引き起こさないというメリットもあるそうです。
問題は、ゴミ収集に従事してる人の人件費が深夜手当が付くために、割高になってしまうことだとか。
でも、都市の仕組みとして、全員がメリットを感じてるのですから、福岡以外の政令指定都市にも広まってほしいものです。
▼参考:福岡市のゴミ収集が「真夜中」に定着した理由(東洋経済オンライン)
参考
福岡市のゴミ収集が「真夜中」に定着した理由東洋経済オンライン
独断と偏見による、福岡のイマイチなところ
1.ラーメンが豚骨ばかりで、多様性がほしい。
福岡市内の人気ラーメン店ランキングは、豚骨ラーメンが上位を占めてます。
当然といえば、当然なのですが。
京都ラーメンを愛してきた私からすると、福岡のラーメンの多様性があまりにも乏しすぎて、少し悲しいです。
京都に限らず、東京や大阪など大都市は、多彩なラーメンがそれぞれの分野でしのぎを削ってて、高いクオリティを生み出してます。
一方、福岡のラーメンは、豚骨が多数を占めるし、豚骨の人気店が抜きに出て旨いかというと、それほどでもない・・・。
福岡県民は豚骨ラーメン以外を食べたがらないので、偏りが発生するのも仕方ないと思いますが。
他の地域をバラエティさを知ってると、福岡の「とんこつガラパゴス化」は、ブームが去った時にどうなるか、危機感を覚えます。
参考
「福岡はラーメン鎖国状態」と語るラーメンマニアに、その真意を聞いてみた#FUKUOKA
2.仕事が少ない
都市規模に対して、大量雇用を生み出す会社さんが少ないッて感じですかね。
支店経済&中企業の活力で、支えられる感じです。
男性が働く職場が少ない街だなぁと思います。
全体的に、商業というかサービス産業寄り。
第2次産業が少ないと言ったほうが、わかりやすいかもしれませんね。
そういう背景が、「女性あまり」を生み出しているのでしょう。
3.テレビのラテ欄の福岡押しが酷い
電子番組表があるのですが、必ずと言っていいほど
「福岡出身〜主演」とか「(有名芸能人)博多区ぶらり旅」とか、
思わず笑ってしまうほど、「福岡押し 」が酷いです。
マルコポロリ!
「福岡出身”個性派俳優”鈴木浩介がマル秘素顔と下積み時代を告白」
SmaSTATION!!
「福岡からも! ソーセージではなく◯◯を挟む?」
もちろん、ローカル局の制作番組でしたら、そういうのはある得るとは思いますが。
全国ネットになってる番組でも、番組の内容が、福岡や出身者が絡んだものだと、それをフックにしてラテ欄の原稿がしあがってくるのですから、そこまでやる??って、思ってしまいます。
福岡の人の地元愛が強すぎるラテ欄と言えるでしょう。
移住者から、見ると隠しもしない地元愛に驚きました。
4.なか卯が無い!!
「なか卯」というのは、一言で説明すると親子丼がイチオシのチェーンどんぶり屋さんです。
さすがに、チェーン店なので福岡でも見つけられるだろうと思っていましたが、福岡県には1店舗もないとのこと。
これは、ショックでした・・・。
なか卯は、親子丼も美味しいし、うどんもコシがあるうどんで好きでした。
そして、なか卯は「水樹奈々」コラボ企画を行うことが多いので、参加したくてもそれらを眺めるだけになってしまうのが残念でなりません。
一方、「なか卯が福岡に無い」ということで、メリットも有るようです。
福岡の飲食店のメニューで、親子丼は消えずに残ってます。
(吉野家を始め牛丼専門店の普及のせいで、定食屋で牛丼単品はあまり見かけないですよね・・・)
特に、ディナーに福岡名物「水炊き」を出しているお店などが、ランチメニューの時間では親子丼を出すようにしてるようで、割とハイクオリティ。
水炊きでいい鶏肉を仕入れているため、親子丼用の鶏肉も美味しいということでしょう。
5.Amazonが当日に届かない (2017/6/6追記)
僕らは大好きなAmazonっこ。
プライム会員が使える「当日お届け便」ですが、福岡では全く意味がありません。
福岡に来る前は、「鳥栖に配送センターがあるそうだし、当日お届けも変わらずつかえる」だろうと思っていました。
でも、福岡から注文したほとんどの商品は東京や大阪の倉庫から発送されてるようで、その日中には届きません。
京都では、朝に注文したら夜には持ってきてくれていただけに、そのサイクルが作れず残念です。
運送業の労働環境見直しの話も出てるのでそんなに強く言えませんが、時間的な余裕を持って計画的に買い物をする必要がありますね。
今回は、移住一周年を振り返って、福岡のいいところとイマイチなところを上げてみました。
たぶん、来年になったら今感じてることも慣れてしまうので、自分のためにも書いておきたいネタでした。
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