【ゴルゴ13×外務省】デューク東郷が指南する「海外安全対策マニュアル(通称Gマニュアル)」が実践的過ぎて危機意識高い系になれるぞ

 

こんにちわ。管理人のはちく(@hachiku_89)です。

 

以前、外務省が「さいとう・たかを」氏に海外進出する中小企業向けに安全対策を指南するマニュアル作成を依頼したというニュースがありました。

Golgo mofa 1

 

内容は、ゴルゴ13の世界観を通して、日本の中小企業や旅行者にとって、欠かせない安全対策を紹介していくという構成になってます。

エピソード全13話が完成したようで、読み返したところ内容が非常に面白くて役に立つ物だったので、ここで紹介いたします。

 

マニアも驚愕。実践的な危機管理マニュアル

私も海外旅行は何度も経験しており、
「荷物から目を離さない、足の間に挟む」
「サイフの扱いには注意を払う」
など危機意識を高く持ってました。

おかげで、いまだにトラブルには巻き込まれずに済んでいます。

そんな私でも、このマニュアルに学ぶことは多くて驚くべき情報も含まれてました。

空港編

Gマニュアル(第6話)「安全対策はホテルの中でも」(PDF) より

ロビーの滞在時間最小限に

■すり・置き引き犯やテロリストから犯行を防ぐために、速やかに搭乗手続きを済ませセキュリティチェックを通過した後の出発ゲートで待機

■出迎えの本人確認方法は事前に決めておく

■出迎え詐欺があるため、名前・年齢・特徴・会社名などを確認し、身分証明書の提示を求める。
特に出迎えが変更になった場合は、必ず旅行会社や現地連絡先に確認を取る

ホテル編

Gマニュアル(第6話)「安全対策はホテルの中でも」(PDF) より

■部屋のドアは常に施錠。ドアチェーンを必ず使用。
■来訪があっても、ドアは開けずに相手の身元を確認。
■ホテルの従業員の制服を着ていても、必ずフロントに確認。

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海外生活編

Gマニュアル(第7話)「安全のための三原則と『自由』の代償」(PDF) より

通勤時間・経路をランダムに変更

■行動パターンを予知されると襲撃されるため、危険性が高まる
通勤通学・日常の買い物する際の時間やルートをランダムにし予知を防ぐ
■ルートが一つや時間変更が出来ない場合は、警備を強化する

メイドや運転手の扱い

■使用人に対しては甘すぎる管理・厳しすぎる管理、プライドを傷つけるような指導は避ける

■経歴・家庭環境・経済状況を確認、IDを入手し信用できるか調べる
■行動予定等は最低限の情報を直前に知らせる
■犯罪の手引きする可能性もあるため、言動・態度・外出や休日の行動などは注意。
場合によっては、使用人の解雇や行動予定の変更を行う

住居の安全対策

住居は、
建物の敷地境界線
建物外周
建物内部(通常、寝室)
に物理的段階的な防衛線を設けて安全対策する

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襲撃・誘拐・テロに遭遇したら

Gマニュアル(第12話)「伏せる、逃げる、隠れる」(PDF) より

自己防衛の「S,M,L」

Sound

銃声などの音がした場所に近づかない
テレビや携帯電話の着信音は標的になるので電源を切る

Moving

テロが起きたら伏せる
利用する施設の非常口や構造は事前に確認しておく

Light

銃撃が聞こえたら、部屋の明かりを消す
テレビや携帯電話機のランプも標的になるため消す

襲撃テロ遭遇時の行動原則

Gマニュアル(第12話)「伏せる、逃げる、隠れる」(PDF) より

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Lie(伏せる)

銃声や爆発音を聞いたらその場で伏せる
その場の状況で「逃げる」か「隠れる」かを判断

 

Run(逃げる)

持ち物はそのまま置いていく

 

Hide(隠れる)

ドアをロックするか、バリケードをつくり侵入を防ぐ
携帯電話は音が鳴らないようにする。机上電話の受話器を外す

 

ここまでの意識は持ち合わせてませんでした。。。

これでもかという「たびレジ」押し

Gマニュアル(第2話)「安全対策は『たびレジ』登録から」(PDF) より

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エピソード2話では「たびレジ」というサービスの紹介を1話丸ごとを通してされてます。

たびレジの概要として

3ヶ月未満の海外旅行者や海外出張者が旅行日程・滞在先・連絡先などを登録することで、滞在先の最新安全情報や緊急事態発生時の連絡メールをうける事ができる。
海外で重大な事件や大規模な事故・災害などが発生した場合、外務省が安否確認を行い、必要な支援をスムーズに受けることが出来る

となっています。

 

一人旅の不安というのが、万が一が発生したときの連絡や支援体制が全くないことですが、こういうサービスは積極的に活用した方がイイですね。

 

また、海外では現地の治安情報を日本語でリアルタイムに受け取ることが得ることがほぼ無理でしょうから、登録しておくことで身を助けることになるかもしれません。

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管理人はちく(@hachiku_89)のまとめ

そもそも外務省がバングラデシュのダッカにおける日本企業7人が襲われるテロ事件を受けて、より効果的な情報提供をする必要が出たためこのような企画が実現したようです。

参考:

参考
【バングラデシュ人質事件】被害者7名の実名非公表に快哉を叫ぶバカモノたちへ破竹の勢い

 

近年では、テロ事件の情勢が変化し

中東・北アフリカからアジア・ヨーロッパへテロの脅威が拡散

ソフトターゲットを狙ったテロの増加
レストラン・公共施設・イベント会場など不特定多数が集まる場所。
国際空港や観光スポットを標的とされやすい。

テロ実行者の多様化
イスラム思想に感化された若者、組織に関係しない単独犯

テロ対象者の拡大
年齢・性別・国籍問わず無差別。殺害や破壊行為自体が目的

と変わりつつあり「日本人だから安全」「観光で短期旅行だから安全」と言えなくなりました。

 

 

それにしても、ゴルゴ13を使った「安全対策マニュアル」がこんなに面白く出来上がるとは思いませんでした。

「テロ襲撃時の対応」「人質になったときの対応」まで載ってるなんて、何時使うんだというツッコミを入れたくなりますが、裏を返せばそういう危機が日本人にも差し迫っていることを理解しなければいけません。

 


 

こういうソフトコンテンツの利用というのは、いろんな人たちへ間口が広く受け入れやすくなるメリットがありますので、今後ともいろんな組み合わせで実現して欲しいですね。

海外旅行の初心者もベテランも、絶対に目を通して欲しいと思うコンテンツの紹介でした。


参考
ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル外務省 海外安全ホームページ

 

(引用:外務省「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」) 

 

 

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