「任天堂の倒し方、知ってますよ」の否定を、あの時代では出来る訳がないと思った件

 

こんにちわ。管理人のはちく(@hachiku_89)です。

 

産経ニュースにて、下記の記事が掲載されてたので、少しばかり短観を述べたいと思います。

「任天堂の倒し方、知ってますよ」騒動の真相は…グリー田中社長の胸の内
(産経ニュース 2018/3/13)

 

記事の内容は、

・言っていないことがネット上で広まった。
・否定してないので、肯定してるように取られた。
・田中社長は、チャレンジをしつづける任天堂への深い敬意を持っている

という話です。

 

いまさら?

私としては、この記事の田中社長のおっしゃってることにウソは無いと思います。
面接現場で、そんな発言は無かったかもしれません。

 

ただ、この話が出た当時の時代背景を思い出して頂きたい。

初期投資がいる家庭用ゲーム市場は終わった。
任天堂は先行きが見えない。
衰退期に入り、ハードをやめてソフト屋になれ!

という言説がマスコミ、ユーザー、そしてゲーム業界も皆が同じ見方をしてたし確信を持って信じてたはずです。

当時のスマホゲー業界の隆盛をみれば、取るに足らない斜陽企業「任天堂株式会社」だったと思いますよ。

そう、昨年スイッチが大ヒットするまでは。

 

このウワサに近い報道を否定する公式コメントを出さなきゃいけないほどの会社じゃ無いってのが、当時の判断じゃなかったのかな。
そう、だから、

これは「未必の故意」でしょ。 

 

管理人はちく(@hachiku_89)のまとめ

すなわち、「時代の空気」や「当時の判断」で、このウワサ話については華麗にスルーが正解だったし。

今となれば、グリーさんはスイッチにサードパーティーして参加する以上、過去の不作為も含めた火消し作業に取りかかるという、スイッチ黄金時代に乗った柔軟な姿勢をグリーさんは見せてくれるのです。

 

時代や環境が変われば、一貫性もかなぐり捨てる。
というのは、岩田社長時代の任天堂もやってきてることなので、グリーを特段非難することでも無いんですけど。

 

どうも、あの逆境の最中に任天堂に居たものとしては、あの記事には釈然としないなぁというのが、今回のエントリーです。
(ごめんね、結論がなくて・・・。)