こんにちわ。管理人のはちく(@hachiku_89)です。
最近、グルメ系まとめブログを見てると、
糖質制限すると老化が早まる
というネタでプチブレイクしてるようですね。
(長期で糖質制限すると…老化早まる? マウス実験で判明:朝日新聞デジタル 19年5月17日)
ただ、この論文は初発では無く、18年の日本農業新聞で取り上げられています。
(ご飯、うどん・・・ 炭水化物減らすダイエット 60代後半で老化顕著に 糖質制限ご用心:日本農業新聞 18年3月15日)
本当に糖質制限食は老化を招く物なのか気になったので、調べてみました。
糖質制限食の第一人者 江部医師の反論
18年の日本農業新聞発表当時、糖尿病の食事療法として「糖質制限食」を導入した第一人者 江部康二医師は反論の記事を上げています。
(糖質制限「老化説」が抱える根本的な大問題 マウス実験では「ヒトの健康」はわからない:東洋経済ONLINE 18年3月31日)
ここでの江部医師の主張は
ネズミ類の食物代謝がヒトの食物代謝が同じとは言えない
ということです。
穀物を食べて進化してきたマウスと、果物や動物(肉・魚)を捕獲して進化してきたヒトでは消化や代謝が同じ訳がありません。
マウスの食物代謝(糖質制限食を与え続ける実験)を、そのままヒトでも同じとは言い切れないという主張です。
確かに、説得力がある反論では無いでしょうか。
管理人はちく(@hachiku_89)のまとめ
ちなみに、この論文の著者 都築毅氏(東北大 准教授)についてですが、「日本食の効果」を研究されている研究者のようです。
日本食といえば、ご飯。
日本食の中心「ご飯」が糖質制限食ブームで倦厭される中でのこの論文ということですね、分かります。
氏が業界の御用学者とはまで言いませんが、日本食の研究学者としてのポジショントークを含んだものと割り引いて、我々は報道を受け取るべきです。
「糖質制限食が老化を早める」というセンセーショナルな内容だったのですが、ここは落ち着いて
ヒトでの研究結果を待ちましょう
結果がでるまでは、各自好きな手法がダイエットに励んだらいいと思います。
糖質制限をやっても良いし、カロリー制限をやっても良いでしょう。
そんなところです。