こんにちわ。管理人のはちく(@hachiku_89)です。
今回、あの伝説のラーメン店に訪問してきました。
そう。「高菜、食べてしまったんですか!?」という、ラーメンよりも先に高菜を食べると即退場という伝説のラーメン屋。
「元気一杯」さんです。
独自ルールは他にもあり、
・携帯禁止
・撮影禁止
・読書禁止
・店内キョロキョロ禁止
と調べれば調べるほど、色んな禁止事項が出てきます。
姉妹店である「元気一番」さんには訪問し、ガッチリと私の胃袋をわしづかみにされました。そうなると、是非とも本家の「元気一杯」さんに行きたいと思い続けてました。
この度念願叶って、本拠地の「味と都市伝説」を確かめに突撃です。
外観
呉服町にある普通のマンションの1階に、「元気一杯」さんはあります。
ビルの名前は「ゾンターク博多」
戦隊モノの悪役ぽいネーミングに惹かれます。
外から見たところ、看板や暖簾などラーメン屋の存在を示すものが一切ありません。
でも、飲食店が無さそうなエリアに行列が出来ている。
異様な光景を見つけたら、そこが元気一杯さんの場所と思っていいでしょう。
▼ カンバン、のれん有りません。
「元気一杯」を示すもの・・・。
それは、青いバケツです。
この青いバケツこそが、「エイギョウチュウ」を示すものであります。
そして、行列に差し向けられた監視カメラ。
屋外型コンセントの上に設置されていることから常時電源供給が行われ、万全の監視体制が敷かれています。
いわば、「1人セコム」です。
行列の段階から、入魂のスープを味わう心構えを試され、不届き者を排除するシステムが確立しているのですね。
店内
到着 : 13時30分 (行列が12人ほど。)
入店 : 14時10分 (40分待ちでした。)
当然、写真撮影は禁忌。
入店してからの写真は一枚もありません。
(頑張ってレポります)
店内には、例のルールが書いてある紙が張り出されていました。
確かに、噂通り。
「携帯禁止」を始め、さまざまな禁則事項が列挙されています。
私の前の組が、男児と女性二人の3人組で、子供がスマホゲームを遊びながら入店してテーブル席に座るのを見逃しませんでした。
すると、奥さんが来て
「あの張り紙読んで頂き、ご理解いただけますか?」
と注文を取る前にビシっと告げます。
(あぁ・・・、これかぁ・・・。 )
と内心思いました。
噂のあれです。
結局、その男児を含んだグループには奥さんとの何回かの「ご理解いただけますか?」のやり取りがあった後、やっと注文が通ったようです。
そのテーブル席をのぞくと、スマホゲームで遊んでいた子供はきちんと携帯を見えないところに直してました。
私は、カウンター席に着席早々注文を訊かれたため、メニューを探す間もなく
「ラーメン」
というオーダーをしました。
しかし、問題はここからです。
注文後、15分ぐらいかかったでしょうか。
なかなかラーメンが届きません。
店内のFMラジオでは「福山雅治」のラジオが流れており、マシャの野郎ライブ情報を始め、すっかり聴き込んでしまいました。
というか、店内は私語が無く、気合いの入ったやり取りをする店主と奥さんの声、そしてマシャのラジオしか音が無いのです。
ものすごく空気が張り詰めており、緊張感がハンパない状況でした。
「キョロキョロ禁止」ということで、目の前のお冷を見つめるしか無く。
これには、流石にちょっと気疲れ。
ラーメン 700円
注文して、15分程度経ってやっと着丼。
奥さんより
「スープからどうぞ」
という、鉄の掟が宣告されます。
当然、厳守。というか死守です。
レンゲを持って、かき混ぜること無くスープをすくいます。
(スープのかき混ぜも禁止だとか・・・。)
白い豚骨スープの上に薄く透明な油膜が張っています。
油膜のせいで湯気は見えません。
飲みくちは、クリーミー。
とろみ具合はポタージュスープを思わせますが、ザラつきは皆無です。
とんこつの濃厚さが、他の大手ラーメン店とは比較になりません。
数段にも凝縮された旨味と自然なとんこつの甘みが味わえます。
ひたすら美味しい。
麺については、やや黃色かかった麺でシコっとした食感が特徴的です。
博多ラーメンの小麦粉の感じではなく、多加水に調整された麺であることがよくわかります。
チャーシューは、ひとつしかなかったと思います。
替え玉をお願いしたところ、出汁ベースの返しも一緒についてきました。
この返しのタイプは、珍しいと思いました。
替え玉投入の2食目には、目の前にあった高菜をほんの少しだけ投入します。
見た目で辛そうだったため、ほんの少しにしたのですがスープに入れてみたところヤバい辛さでした。
少なめじゃないと、死ぬレベル。
姉妹店「元気一番」では、高菜の辛さをランク付けして提供しており、そこのレベルで表すと「バリ激辛」クラス。
「バリ激辛」クラスとは、汗が止まらず翌日まで「消化管の出口」がひりひりするという恐ろしい辛さです。
そりゃ、この高菜を食べてしまっては、味覚を正常に保てる訳がありません。
「高菜、食べてしまったんですか!?」
というフレーズにつながるのも当然です。
激辛高菜を混ぜてチョット辛めになったラーメンを食べて、スープ完飲後店を後にしました。
写真撮影 解禁!?(追記2018/1/29)
Twitterのフォロワーさんからの情報で、「写真撮影が解禁された!」という投稿が。
これは、再来店をしなければ!(使命感)
行ってみたら、驚きの事実が。。。
撮影解禁ですぞ!
この張り紙は!
カメラOKだそうですよ。
また、通し営業になったようで、夜でも元気一杯を楽しめます。
▼ ただし、店内の通話はダメ。マナーとして当然ですね。
この場所に、各種禁止ルールの張り紙があったのですが、撤去済み。
ハンカチティッシュセットが前のママ売られているのが、懐かしい。
気になったのが、これ。
「元気一番」(春吉店、箱崎店)とは、当店はまったく関係無いという張り紙。
なんだか穏便な感じがしないので、そういうことが裏ではあったんでしょう。
メニュー
やっとメニューも掲載できます。
これは前と同じでした。
ラーメンは、700円で頂けます。
ラーメンを食べる!
せっかく来たので、当然ラーメンを食べます。
油膜が張って湯気が立たない、濃厚クリーミーなスープ。
シコシコとした細麺。
よかった。美味しい味は変わってません。
替え玉も頼んで、退店です。
元気一杯が、写真OKになったと言う報告ツイートに釣られて来店。ホントやった。細かいルールの張り紙は、姿を消した…。ラーメンは美味しかった。掟は変わっても味は変わらないでほしい。 pic.twitter.com/MiWifLGPVw
— hachiku (@hachiku_89) 2018年1月24日
管理人はちく(@hachiku_89)のまとめ
今回念願叶って、あの「元気一杯」さんでラーメンを食べてまいりました。
撮影禁止で全く写真が無い分、ブログとして成立するか不安がありましたが、不足した情報は文章量でカバーしてみました。
食後の感想としては、
「もう一度行きたい!」
「元気一番でも十分代わりになる」
が半分づつというのが、率直なところです。
店内の誘導も相席をさせず、きちんとパーソナルスペースを取ってくれるので、居心地良くラーメンを楽しめましたが、その分回転が悪かったというのは否めません。
そこを補う形で、行列が無さそうな「元気一番」の方を利用したいですね。
(追記 2018/1/30)
今回、食べ直してみて感じたことは、
「元気一番は代わりにはならない」
元気一番も美味しいと思ってましたが、スープと麺の違いは明らか。
系統が似てるけど、「さすが本家!」と賞賛するしかないです。
私が来店したときは、店主と奥さんがいなかったので、心配でした。
通し営業も行うようになったし、ここも含めて「元気一杯」も変化が起きてるようです。
あと、店独自のルールについてですが、私は支持に回る方です。
三ツ星フレンチにはドレスコードがあるんですから、まぁその一種と思えば良いんじゃないかなと思います。
吉野家コピペや牛丼サンボ、ジロリアンのロットマスターなど、ヲタ文化と厳格な店内ルールの相性の良さというのは否定できませんし。
それにしても、この美味しさは誰も文句言えないです。
ごちそうさまでした!
〈注意〉
ティッシュの備え付けがなく、ポケットティッシュが有料なので、心配な方は持参しましょう。
私は、ハンドタオルを持参しましたよ。
店名 | 元気一杯 |
TEL | ー |
住所 | 福岡県福岡市博多区下呉服町4-31 1F |
営業時間 | [月~金]11:00~22:00(o.s21:40) [土日祝]11:00~20:00 |
定休日 | 不定休 |